『化物語』羽川翼フィギュアに沼る、元・アニメ少年(いまはただのおっさん)の叫び
…はぁ。まーた、やっちまったぜ。
深夜のコンビニ、温かいコーヒー片手にスマホ画面とにらめっこ。俺は思わず、独りごちた。画面に映るのは、先日届いたばかりの『化物語』羽川翼 1/7スケールフィギュア。いや、予約したことすら、数ヶ月前の記憶の彼方だよ、マジで。届いたメールに「本日発送」って文字を見た時、一瞬「え、俺、こんなもん予約してたっけ?」って真顔になったくらいだ。なんなんだ、この歳になると記憶力もガタ落ちか? いや、むしろ、あの頃に予約した「俺」が、今の「俺」とは別人格だった、と言った方がしっくりくるのかもしれない。
いや、違うな。あの頃も、確かに翼ちゃんは好きだった。でも、あの頃の俺は、お小遣いを必死に貯めて、せいぜい食玩とか、せいぜい中古のプラモに手を出すのが精一杯だったんだ。1/7スケール? そんなもん、一生縁のない代物だと思っていた。それがどうだ。今や、こんな立派なフィギュアが、俺の部屋に鎮座している。時代の流れ、ってやつなのか? それとも、俺の経済力(と、趣味への課金力)が、あの頃から恐るべき成長を遂げた、ということか?
いや、どっちでもいいや。とにかく、手元に来たんだ。
羽川翼 1/7スケールフィギュア、開封の儀
さあ、問題はこの「モノ」が、俺の長年の(?)願望をどれだけ満たしてくれるか、だ。
まず、箱。うん、いつもの感じ。正直、箱のデザインでテンションが上がることは、もうない。それよりも、この中身がどうなっているか、だ。
手に取った瞬間、「あ、これは良いな」と思った。重厚感。塗装の丁寧さ。PVC特有のテカりも、そこまで気にならない。むしろ、あの頃の「安っぽい」フィギュアとは一線を画す、しっかりとした作りだ。
で、肝心の「造形」だが…。
うん、翼ちゃんだ。あの、なんというか、こう…「優等生」なのに、どこか危うさを孕んでいる、あの「羽川翼」が、そこにいる。表情も、あの「何でも知ってる」感と、「知ってるけど言わない」的な、あの独特の微笑みがよく出ている。あの、ちょっと困ったような、でもどこか達観したような、あの表情だ。
髪の毛のグラデーションとか、服のシワの表現とか、正直、素人が見ても「お、これは…」となるレベル。特に、あの「黒髪」の艶感というか、光の当たり具合で陰影が変わる感じは、なかなかのものだ。
ただ、正直に言わせてもらうとだ。
「は? ここ? ここ、そういうアングルで見る必要あった?」
とか、
「いや、そこまで気にしてなかったけど、そういう造形になってんのかよ…」
とか、そういう「隠れた」部分に気づいてしまうと、なんだかちょっと複雑な気分になるんだよなw。いや、それは製作者のこだわりなんだろうけど。俺は、ただ「翼ちゃん」が「翼ちゃん」としてそこにいてくれれば、それで良かったんだが?
でも、まあ、全体的に見れば「満足」の部類だ。あの頃、雑誌のグラビアでしか見られなかった、あの「絵」が、立体になって、しかもこんなに綺麗になっている。これは、素直にすごいと思う。
小ネタ
- ねんどろいどとの比較: いや、正直、比べるもんじゃないんだけどさ。手元に、昔買ったねんどろいどの羽川翼がいるんだわ。そっちも可愛いんだけど、なんかもう「デフォルメされたキャラクター」って感じが強い。今回の1/7スケールは、やはり「生きてる」感じがする。いや、フィギュアなんだけどさw。
- 「猫」との絡み: いや、これ、別売りの「黒猫」とか付けられる仕様だったら、神だったんだが? いや、わかってる、そんなことしたら値段が跳ね上がるのは。でも、ちょっと期待してたんだよな。あの、阿良々木君に「黒猫」って言われて、ちょっとムッとしてる顔とか、再現できたら最高だったのに。
- 「あ、この服、あのシーンか…」: フィギュアの衣装を見て、「あ、これ、あの頃の俺が一番好きだったシーンの衣装じゃん…」って、一人でニヤニヤしてしまう。いや、俺は別に変態じゃないぞ? ただ、あの、なんというか、あの時の「翼ちゃんの魅力」が凝縮されてるというか…。
結論として、この羽川翼 1/7スケールフィギュアは、俺みたいな「おっさん」になってしまった元・アニメ少年(少年?)にとっては、なかなか感慨深い一品だった。
あの頃、憧れていたものが、今、こうして手元にある。それは、なんか、こう、ちょっとだけ「大人になれた」ような、でも、なんだか「あの頃の俺」が、今の「俺」を見て、どう思うんだろうな、って、ちょっとだけ切なくなるような、そんな不思議な感覚だ。
ま、とりあえず、飾る場所を考えよう。このクオリティなら、ちゃんと「特等席」を用意してあげないと、俺もバチが当たるってものだ。
…さて、次はどのキャラにしようか。
*今日の手帖に記したモノ: 『化物語』羽川翼 1/7スケールフィギュア