あの頃、俺らは皆、宇宙刑事だった。

いや、正確には、TVの前で「蒸着!」って叫んでただけなんだけどなw。小学生の頃、友達んちで『宇宙刑事ギャバン』の再放送を食い入るように見てたんだわ。あの、レーザーブレードを構える姿、サイバリアンの疾走感、そして何より、あの「ギャバンブレスレッド」! あれを見た時の衝撃は忘れられねぇ。

「うわー、すっげー、これ付けたら俺もギャバンになれるんじゃね?」って本気で思ってた。小遣い貯めて、おもちゃ屋のウィンドウの前で何時間も立ち尽くしてた記憶がある。でも、結局買ってもらえなかったんだよな。親には「そんなもん買ってどうするんだ!」って怒られたっけ。今思えば、あの頃の俺は純粋だったんだなぁ。純粋すぎて、ちょっと痛々しいんだけどw。

つーか、このギャバンブレスレッド、マジで買っちまったわけよ。

で、月日が経ち、俺も立派な(?)30代。ネットでふと見かけたんだよ、「宇宙刑事ギャバン ブレスレッド」ってのを。最初は「は? こんなもんまだ売ってんのかよ」って思ったんだけど、よく見たら、なんか、すごく、本物っぽいんだわ。いや、本物じゃないのは分かってるんだけど、なんかこう、当時の玩具とは一線を画す、重厚感とか、ディテールとか。

ポチッた。気づいたらポチってた。届いた時の箱の重さにまずビビったわw。開けてみたら、もう、あの頃の俺が夢見た光景がそこにあった。メタリックな質感、LEDで光るバンダイのロゴ、そして、あの特徴的な形状。正直、小学生の時のおもちゃとは比べ物にならないくらい、よく出来てる。

でもさ、これ付けて外歩けるかって言われたら、それはまた別の話なんだわw。さすがに30過ぎて「蒸着!」って叫びながら電車乗るのは、ちょっと引かれるだろうし。かといって、部屋に飾っておくだけじゃ、なんか勿体ない気もする。このジレンマ、分かってくれるやつ、いるか?w

ぶっちゃけ、これ、どうなのよ?

デザインは、当時の特徴をよく捉えてると思う。あの、ちょっとゴツゴツした感じとか、ボリューム感。素材も、安っぽいプラスチックじゃない。ずっしりとした金属感があって、所有欲を満たしてくれる。LEDも、ちゃんと光って、あの頃の「必殺!」って感じを再現してる。

ただ、値段はねぇ…。正直、ちょっと高い。この値段出すなら、もっと実用的なもの買えるだろ?って思う自分もいる。でも、これが、あの頃の俺が欲しかったものなんだわ。あの頃、手に入れられなかった憧れが、形になった。それを考えたら、まぁ、許せるかなって。

あと、これ、装着感は意外と悪くない。腕に馴染む感じ。でも、やっぱり、ちょっと目立つ。普段使いは、うん、無理だわw。あくまで、俺だけの秘密のアイテム、って感じかな。

小ネタ:ギャバンブレスレッド、意外な一面。

このギャバンブレスレッド、実は、ただの玩具じゃないんだわ。当時の設定だと、これ、ギャバンの「戦闘服を起動させるためのキー」になってるんだぜ。つまり、これがないと、ギャバンは「蒸着!」できない。まぁ、ゲームとかで「キーアイテム」って言われるようなもんだけどさ。

あと、これ、当時、子供たちの間で「これがあれば、雷に打たれても平気!」とか、そういう都市伝説がまことしやかに囁かれてたのを覚えてるやつ、いるか?w 俺も信じてた一人だけど、さすがにそれは無理だったわ。

まぁ、そんなこんなで、このギャバンブレスレッド、俺にとっては、ただのガラクタじゃない。あの頃の俺と、今の俺を繋ぐ、ちょっと切なくて、でも、愛おしい、宝物なんだわ。またいつか、これを付けて、あの頃みたいに、純粋に「かっこいい!」って思える日が来るといいな。…いや、無理かw。でも、それでもいいんだ。だって、俺は、俺の「ギャバン」を、いつまでも愛せるから。w


*今日の手帖に記したモノ: 『ギャバン』宇宙刑事ギャバン ブレスレッド