~ 偽りの記憶、だけど本物の熱量 ~

はて、いつのことだったか…小学校低学年くらいだったっけ? 夏休み、親に連れられて近所のショッピングモールに行ったんだよな。目的はただ一つ、映画館の売店! そう、『名探偵プリキュア』の最新作が公開される日だったわけだw 当時はさ、プリキュアなんて「女子向け」みたいな偏見もあったんだけど、友達に「マジでヤバいから!」って誘われて、なぜか劇場に足を運んだんだ。で、そこで買ったのが、このパンフレット。

映画の内容? 今となっては、正直、断片的にしか覚えてない。でもさ、あのパンフレットの独特の質感、ページをめくるたびに飛び込んでくる、あのキラキラしたイラストと、声優さんたちの(ちょっとクサいけど)熱のこもったコメントの数々。あれが、どうしようもなく俺の心を鷲掴みにしたんだよ。帰り道、友達と「あのシーン、マジで鳥肌立ったよな!」なんて、今思えば薄っぺらい感想を言い合いながら、パンフを覗き込んでた。あの頃の俺にとって、パンフは単なる宣伝物じゃなかった。あの夏の日の、「キラキラ」した思い出の、かけがえのない断片だったんだ。

~ 『名探偵プリキュア』 キミと僕の物語 映画パンフレット レビュー ~

で、今回掘り起こしたのが、まさかの『名探偵プリキュア』の『キミと僕の物語』の劇場版パンフレットなわけよw もう、タイトルからして「お、おう…」って感じだけど、当時の俺は結構真面目に見てたんだぜ? いや、真面目に見てたって言うより、あの頃のプリキュアには、なんかこう、説明できない「力」みたいなものがあったんだよな。

さて、パンフレットの中身だけど…正直、期待しすぎると、当時の熱量に追いつけない自分にちょっとガッカリするかもしれんw まず、表紙。これはね、うん、悪くない。あの頃のプリキュア特有の、ちょっとチープだけど、妙に愛嬌のあるイラストが、俺のノスタルジーを容赦なく刺激してくる。けど、ページをめくると、まあ、だいたい予想通りの展開だわw

キャストのコメントとかさ…「楽しかったです!」「感動しました!」みたいな、当たり障りのない言葉の羅列。そりゃそうだ。ここで「ぶっちゃけつまんなかったです」なんて言うわけないし、業界の暗黙の了解みたいなもんだわな。でも、そこに隠された「あの頃の俺」が必死に感じ取ろうとした熱意みたいなものを、深読みしようと躍起になる自分がいるんだよな。それが、この手のパンフレットの、もはや醍醐味と言っても過言ではないんだけどさw

ストーリー解説も、まあ、要点をかいつまんだだけ。「感動のクライマックス!」とか、そういう煽り文句が躍ってる。でもね、こういうのって、全部知ってるからこそ、細かい演出とか、キャラの表情の微妙な変化とかに目が行っちゃうんだよな。あの時、俺は劇場で何を見落としていたのか、なんてことを考えながら読むのが、また楽しいんだわ。

作画資料とか、設定画とかは、やっぱり「わかってる」視点で見るのが面白い。特に、敵キャラのデザインの禍々しさとか、背景美術の緻密さとか。そういう「細部」に、制作陣の並々ならぬこだわりが見え隠れするんだよな。もちろん、俺みたいな「わかる人間」には、その「わかる感」がたまらないんだよなw

全体的に、「あの頃の子供たち」と「あの頃の自分」への、厚すぎるサービス精神が炸裂してる、って感じかな。だから、今の俺が冷静に「作品」として評価しようとすると、ちょっと物足りない部分もある。でも、それはパンフレットが悪いんじゃなくて、俺が「あの頃」を求めてるからなんだよな。複雑な気分だわw

~ 小ネタ、もとい、熱量の残滓 ~

  • 劇場限定グッズの悪魔的誘惑: パンフレットと一緒にさ、劇場限定のキーホルダーとか、キラキラ光るクリアファイルとか、色々あったんだよな…あの頃は、お小遣いを全部ぶっこんでも全然足りなかった記憶があるわw 今回のパンフも、あの頃の「限定グッズ」に思いを馳せながら、しみじみと眺めた次第。
  • 裏表紙の謎、それは俺へのメッセージか?: そういえば、パンフレットの裏表紙って、結構重要な情報が隠されてること多いよな。今回のも、さりげなく次の映画の伏線とか、そういうのが仕込まれてたりするのかな? いや、さすがにそれは深読みしすぎかw でも、そういう妄想が捗るのも、この手のパンフの魅力だよな。
  • インクの匂い、それはタイムマシン: パンフを嗅ぐと、なんか独特のインクの匂いがするんだよな。あれ、なんか妙に落ち着くんだわ。あの頃、部屋でパンフを抱きしめて寝てた記憶が、鮮明に蘇るぜw

まあ、そんなわけで、このパンフレットは、俺にとって「作品」としてというよりは、「記憶の断片」として、計り知れない価値があるんだわw あの頃の俺が、今の俺に何かを伝えようとしてくれているような、そんな気がするんだよね。…なんて、ちょっとポエミーすぎたか?w


*今日の手帖に記したモノ: 『名探偵プリキュア』 キミと僕の物語 映画パンフレット