あの頃、俺たちは皆、異世界に転生したかった…(多分)

なんかさ、こういう「〇〇(推し作品)仕様」とかいうガジェットが出ると、あの頃の自分を鮮烈に思い出すんだよな。2ch(いや、今は5chか…)の、あの薄暗い匿名掲示板で、夜な夜な「異世界転生」「なろう系」なんてキーワードを漁りまくってた頃。「転スラ」とか「無職転生」とか、もう、どっぷり沼に浸かってたわけよ。未来なんて、マジで霞んで見えなかったし、正直、今とあんまり変わらねーんだけどさ。でも、あの頃はまだ「希望」とか、「いつか俺も主人公みたいにチート能力ゲットして、異世界で無双するんだ…!」みたいな、甘酸っぱい(いや、むしろ痛々しい?)幻想があったんだよな。スマホの画面をぼーっと眺めながら、「俺も、この世界でやり直せるんじゃね?」とか、そんなバカげた妄想を膨らませてたわけ。で、今回出た「無職転生 キャラクターモチーフ スマートウォッチ」っての見て、「あー、またあの頃の俺と、ガチで対峙しちゃってるわ…」ってなったわけよ。 guilt and shame and regret. w

で、結局どうなのよ?って、ぶっちゃけ話

正直、見た瞬間「え、これ、俺が買うやつ?!」って、一人ツッコミ入れたわ。いや、だってさ、俺みたいな、社会から半ば見放された(自称)無職がさ、こんなシャレオツで、しかも「無職転生」仕様のスマートウォッチなんか腕に巻いてたら、なんかこう…虚無感が爆裂増幅されるだけじゃないの?って。でもさ、見れば見るほど、なんだかんだ、惹かれちゃうんだよな、これが。抗えない。

まず、デザインね。キャラごとのモチーフってのが、また、メーカーの「我々はこの沼の深さを理解している」って意思表示みたいでニクい。ルディの、ロキシーの、シルフィの、エリスの…それぞれのキャラが持つ、あの独特な色合いとか、象徴的なアイコンとかが、さりげなく、でも確実に、そこにあるわけ。派手すぎないのが、また絶妙。いや、むしろ「俺、無職転生、ガチ勢です!」って、そこまで大声で主張しないんだけど、同じ沼にいる同志には「お、お前もか…」って、そういう、目に見えない連帯感を生むための、巧妙なアイテムだろ、これ。

機能面も、まあ、スマートウォッチだからね。通知機能なんて、現代社会の必須スキル(無職だけど)。歩数計とか心拍数とか、健康管理系のやつも一通り付いてる。正直、無職に健康管理なんて、優先順位低いだろうって話なんだけど、まあ、ないよりはマシか、みたいな。むしろ、このスマートウォッチが「おい、いい加減、外に出て日光浴びろよ」って、俺に鞭打ってくれるのかもしれない。それはそれで、ありがたいような、ありがたくないような…。わからん。

あと、文字盤のカスタマイズ性も、地味に「こういう細かいところまで!」って感心しちゃう。その日の気分とか、なんか知らんけど、今日着てる(であろう)服とかに合わせて、さりげなく変更できる。いや、俺、着る服、ローテーションで回してるんだけどなw。でも、そういう「選べる」っていう、刹那的で、ちっぽけな自由が、なんかこう、疲弊した精神に、ほんの少しの潤いを与えてくれるんだよな。

小ネタ(どうでもいい、けど、気になる話)

このスマートウォッチ、当然ながら、アニメのBGMとか、あのキャラの声とか、そういうのも入ってるわけ? いや、もし入ってたら、それはもう、完全に「沼の底」だよなw。でも、もしかしたら、緊急時に、例えば「父さーん!」って、ロキシーの声が聞こえてくるのかもしれない。いや、それはそれで、状況によっては、笑いを通り越して泣けてくるかもしれないけどなw。

あと、充電しながら眺めてると、なんかこう、無職転生の世界にトリップしてるような、そんな錯覚に陥るんだよな。まあ、現実逃避には、もってこいのアイテムかもしれない。でも、そういう時間も、人生においては、決して無駄なんかじゃ…ない、と、自分に言い聞かせるわけですわ。

結論(たぶん、まだ確定じゃない)

結局、こういうアイテムってのは、俺たちみたいな、ちょっと変わった趣味の世界にどっぷり浸かってる人間にとっては、己の「推し」を肯定する、自己承認欲求を満たすための、そして、同じ趣味を持つ者同士の、目に見えない「同志」としての絆を確認するための、そういう、ある種の儀式なんだろうなって思うわけ。

だから、買うか買わないかは、まあ、個人の自由だわな。俺? 俺は…うーん、まだ、ちょっと考えてみるわ。だって、無職だし。でも、ロキシーモデルは、マジで、ちょっと欲しいんだよな…。ああ、沼だ。これは、もう、完全に、底なしの沼。 w


*今日の手帖に記したモノ: 無職転生 キャラクターモチーフ スマートウォッチ